はじめに
パートナーの浮気が発覚したとき、多くの方が「このまま関係を続けるべきか、それとも離婚すべきか?」と悩まれると思います。
さらに、子供がいる場合、親権の問題も大きな不安要素となります。本記事では、浮気された側の立場から、親権や養育費に関する法的ポイントや具体的な対策について詳しく解説します。
下記の記事では私が親権を取得するまでにおこなった証拠集めを紹介しています。
浮気された側でも親権を獲得できるのか?
1. 親権判断に浮気の影響は少ない
まず知っておくべきことは、パートナーの浮気が直接的に親権の判断に大きく影響することは少ないという点です。日本の家庭裁判所では、親権の決定において 「子供の利益」 を最優先とし、以下の要素を総合的に考慮します。
- 育児実績:これまでどちらが主に育児を担ってきたか
- 経済力・生活環境:子供を育てるのに十分な環境を提供できるか
- 精神状態:親としての安定した精神状態が維持できるか
- 子供の意思(特に15歳以上の場合は重視)
2. 浮気が親権に影響を与えるケース
ただし、以下のような状況であれば、パートナーの浮気が親権争いにおいて不利な要素となる可能性があります。
- 浮気が育児に悪影響を及ぼしている場合(例:家を空けることが多く、子供を放置していた)
- 不倫相手と同居しており、子供が不安定になっている場合
- 浮気による精神的苦痛が原因で家庭内の環境が著しく悪化した場合
→ これらの事実を証拠として示すことで、親権獲得の可能性が高まります。
浮気された側が親権を得るための具体的な方法
1. 育児実績の証明
裁判で親権を主張するためには、「これまでどれだけ子供の世話をしてきたか」 を証明することが重要です。
- 育児日記をつける(食事や送り迎えの記録)
- 学校や保育園の連絡帳を保存する
- 病院の付き添い記録を集める
- 子供との写真や動画を整理しておく
- 第三者(親族や保育士)の証言を確保する
2. 不貞行為の証拠収集
先ほど、親権判断に浮気の影響は少ないとお伝えしましたが、離婚する要因は浮気です。
浮気の証拠を確保して、パートナーが育児を顧みないことが証明出来れば親権獲得に近づくので徹底的に証拠集めをおこないましょう。
- 探偵を利用して不貞の証拠を取得する
- LINEやメールのやり取りを保存する
- 不倫相手との宿泊記録を集める
- SNSの投稿や写真を確認する
- 不倫相手との金銭のやり取りを記録する
3. 子供の意思を確認する
子供が一定の年齢(15歳以上)であれば、その意思は法的に重視されます。「どちらと一緒に暮らしたいか」という子供の意見を尊重し、親権獲得のための資料にしましょう。
- 子供との会話を録音・記録する
- 学校の先生やカウンセラーの意見を聞く
- 子供が安心して過ごせる環境を整える
4. 弁護士と協力して法的手続きを進める
親権を獲得するには、法律の専門家と連携し、適切な戦略を立てることが重要です。
- 協議離婚:まずは話し合いで解決を目指す
- 調停離婚:家庭裁判所で第三者を交えて協議
- 裁判離婚:調停が不成立の場合、裁判で親権を争う
- 証拠を整理し、弁護士と戦略を練る
- 必要ならば児童心理士や福祉機関の協力を得る
養育費と浮気の関係
1. 浮気が養育費に与える影響はない
養育費は 「親の義務」 であり、浮気の有無によって支払い義務が軽減されることはありません。
- 親権を持たない側にも養育費の支払い義務がある
- 養育費の金額は夫婦間の問題ではなく、子供の権利として決められる
- 養育費の未払いは法的手続きを取ることで回収可能(公正証書の作成を推奨)
- 離婚時にしっかりと養育費の取り決めをすることが重要
- 養育費が未払いになった場合、家庭裁判所を通じて請求できる
まとめ:浮気された側が取るべきアクション
1. 冷静に証拠を集める
- 浮気の証拠を確保(探偵利用も視野に)
- 育児の実績を示す記録を取る
- 子供の意思を尊重し、資料としてまとめる
- 弁護士に相談し、戦略を立てる
2. 子供の幸福を第一に考える
- 子供の意思を尊重する
- 精神的・経済的に安定した環境を整える
- 子供の学校生活や友人関係にも配慮する
- 安定した生活環境を作るために支援制度を活用する
3. 弁護士と連携し法的手続きを進める
- 協議→調停→訴訟の流れを理解する
- 必要に応じて親権獲得のための法的戦略を立てる
- 証拠を基にした説得力のある主張を展開する
パートナーの浮気によって辛い思いをしている方も多いですが、感情的にならず、適切な証拠を集め、法的な知識を持って対応すれば、より有利な形で離婚や親権問題を解決できます。あなた自身とお子さんの未来のために、正しい選択をしましょう。
最後に
もしも、パートナーの浮気を見つけてしまった場合、あなた自身がどうしたいかを第一に考えましょう。
パートナーにはすぐ言わず、今後の方向性を定めてから伝えることをおすすめします。
もしあなたが離婚をしようと思っているなら、証拠を集めましょう。
証拠を集めることは、慰謝料請求や親権争い、今後の方向性を決めるのに非常に有利なことです。辛くなったら周囲の人に愚痴ったり発散し、一人では抱え込まないようにしていきましょう。
浮気されたというショック、怒りの気持ちは本当にわかります。生きた心地がしない。なんでこんなに自分だけ傷つけられているんだろう。浮気は犯罪にしてほしいと毎日思っていました。
発見してから毎日が本当に辛いですよね。今までの思い出が全て潰され、呑気に生活しているパートナーを見るとストレスが溜まります。
当時、私はご飯が食べれませんでした。
妻の浮気を発見した際に弁護士から「親権を取得するのは99%無理」と言われましたが、

「1%でも親権を取れる可能性があるなら」
と毎日耐えて証拠を集め、妻から親権を奪えました。
今は、子どもと幸せに生活をしており、あの時に証拠集めをして良かったと心から思っています。もう戻りたくない。辛かった。
いま、あの時の私と同じ状況の人がいるなら、少しでも力になれるよう、当時の調査で得た知識や考え方をお伝えします。
私も浮気調査の方法を毎日ググって、助けられました。私もなにか心の支えになれることしたい。そう思って当ブログを立ち上げました。
私が実践した証拠集めの方法があるのでそちらも確認してみてください。